わたしたちのまわりにはさまざまな自然のものがあります。
山や川、海、石、太陽・・・昔の人たちは、このような自然の物にふしぎな力があると信じていました。
そして、それらには神さまが宿っておられると考えて祈りや感謝の心をささげていたのです。
その神さまがお住まいになるところとして作られたのが神社です。
神社は氏神(うじがみ)さまとか鎮守(ちんじゅ)さま、産土(うぶすな)神さまといわれ、
その地域の人たちの守り神さまという役わりを持っているのです.
日本にはむかしから、自分たちのまわりにあるものや自然のものにはふしぎな力があってそこに神さまがいらっしゃるという考え方がありました。
人間の力ではとうていかなわない力を持ち、人間からそんけいされ、おそれられ、かんしゃされ、
人間をはるかにこえたとおといものとして、おりにふれてむかしの人たちはいのりをささげてきたのです。
みんなの家のまわりにあるもの、たとえば山・海・川・森・家・井戸それからトイレにも身近なものにたくさんの神さまがおられると思ってきたんですね。
そんな、たくさんの神さまを「八百万(やおよろず)の神」といいます。
みんなの家に神だながあるのも、みんなの家の中を守ってくれる神さまをおまつりしているからなのです。
そして、みんなの町を守ってくれる神さまをおまつりする場所として作られたのが「鎮守(ちんじゅ)さま」「神社」だったのです。
みんなは、近くの神社にどんな神さまがおまつりされているか知っていますか?
山の神・海の神・・はちまんさま・おいなりさま・・・いろんな神さまがおられます。
また祖先や社会のためにつくした人をおまつりしている神社もあります。
こんど神社におまいりしたら、どんな神さまがおまつりされているのか調べてみよう。
また、「古事記」や「日本書紀」という古い本には神さまのことがたくさん書かれています。
この本を読んで、むかしむかしの日本を思いうかべてみましょう。
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