第一期境内整備事業
一、記念境内整備事業内容
(一)福島県指定重要文化財「松風亭蘿月庵」半解体改修工事
(平成13年12月〜14年3月実施)
蘿月庵が築造されて200年の歴史の中で初の大改修工事です。
基礎工事・補修木工事・茅葺屋根葺き替え工事・土壁左官工事という流れで工事を行います。
この工事は、福島県ならびに白河市より重要文化財保存事業の補助事業に採択されました。
壁を壊し、土台を根本から修理しているところです。
茅葺屋根を葺き替え、壁を塗り始めたところです。
(二)福島県指定重要文化財「松風亭蘿月庵」囲い塀設置工事
蘿月庵周りの有刺鉄線を撤去し、参道中門を蘿月庵の門として移設し、杉板塀を巡らせます。
蘿月庵周りの樹木を伐採して茶庭を整えます。
蘿月庵の覆い屋根を撤去して茅葺き屋根を部分的に葺きなおします。
これらの整備工事により、月釜を始め春秋の大茶会を風雅に賑やかに執り行い、茶道を通じた伝統文化の興隆を図ります。
(三)御祭神松平定信公石像移設工事
(平成13年3月実施)
御祭神松平定信公の石像を斎庭より参道入口に移設し、広く御遺徳を顕彰します。
土台を作り、これから石像を置くところです。
石像をクレーンで持ち上げているところです。
当初本殿脇の建物の中にあった御祭神石像はこうして参道正面に移動したわけです。
二、事業費
(一)福島県指定重要文化財「松風亭蘿月庵」半解体改修工事費 六百万円也
(二)福島県指定重要文化財「松風亭蘿月庵」囲い塀設置工事 五百五十万円也
(三)松平定信公石像移設工事 二百五十万円也
(四)顕彰表彰費 百万円也
(五)総事業費 壱千五百万円也
三、竣工時期
平成14年5月15日、境内整備事業第一期事業の竣工祭を斎行いたします。